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トピックス

22年度

「人と仕事の管理能力向上」研修会

2010−09−03

 本年度秋季の行事としまして、高島会長(高田工業協業組合理事長)はじめ翌檜会御三役から色々ご提案をいただきました中で、伊藤会計(メルコ・コントロール・プロダクツ(株)部長)のご発案を採用させていただき、専門の講師にお願いし、「人と仕事の管理能力向上」と題しまして、翌檜会始めての本格的な研修会を実施しました。
 今までの行事は、主に工場の見学会で会社の幹部の方が中心に参加していただいていましたが、この研修会は各会社の部長・課長を中心とした研修会で、参加メンバーはそれぞれ各会社の次世代を背負って立つお歴々です。総勢10社で18名に及びました。


日時:2010年9月3日(金) 9:00〜17:00
場所:三宮センタープラザ西館 6F 16会議室(グループ討議会議室 10会議室、12会議室利用)
講師:(株)JOTC  柳 武彦 様(同社、事業統括部長)
アシスタント:同、企画・営業 岡田 浩 様


研修カリキュラム

目的

人と仕事の管理能力向上

対象

部長・課長層

期間

1日 終日

9:00〜10:30

オリエンテーション
(講義)
「次世代を担う人づくり」

10:30〜10:40

休憩

10:40〜12:00

(講義)
失敗事例に学ぶ
「新製品の開発と事業化」

12:00〜13:00

昼休み

13:00〜14:00

(講義)
「問題の発見と 解決法」

14:00〜15:30

(グループ討議)
「自社、自職場の抱える問題点」

15:30〜15:40

休憩

15:40〜17:00

グループ討議の結果発表
研修のまとめ



 開催開始時間の5分前に全員集合されたので、事務局の大慈より開会宣言及び懇親会参加確認他を行いました。次に講師である柳先生のプロフィールをご紹介の後、本日の研修会の進行を、一切合切を柳先生に取り仕切っていただくことになりました。

講義内容の主な項目

1.「次世代を担う人づくり」
〔管理者〕
 ・管理者とは
 ・管理者の役割とは 
 ・管理能力を高めるには
 ・忙しいなかでの時間管理 
 ・管理者の心の負担

〔組織の活性化〕
 ・活性化とは?
 ・人間の基本特性
〔リーダーシップ〕
 ・リーダーシップとヘッドシップ 
 ・型とタイプ
〔プレーイングマネージャー〕
 ・仕事のこなし方と資格要件 
 ・利点と留意点
〔コミュニケーション〕
 ・心のコミュニケーション
 ・職場のコミュニケーション
 ・コミュニケーションの手段


2.失敗例に学ぶ
  「新製品の開発と事業化」

   *新事業進出の動機
   *新製品の事業化 失敗の原因
   *失敗事例から学ぶこと
   *新事業を成功させるための「鍵」
 新製品を開発したが、事業化できなかった製品の具体的な失敗例のお話は非常に興味深く、新事業や新製品を開発するにあたっては、本当に参考になる事例だと思いました。

3.「問題の発見と解決法」
 *あなたの職場には、どんな問題がありますか
 *問題とは一体なんだろう
 *問題には、どんな種類があるのだろう
 *問題の解決は、まず問題の把握から
 *効果的な問題解決を行うための「10のポイント」
『なによりも現状に満足せず、問題を見つけ出し問題解決を図ることが原点』
 【問題意識を持つこと】!!!


ABCの3班に別れてグループ討議

 グループ討議は部屋が別々で、討議のテーマもそれぞれ異なるテーマです。
 各班5〜6名で、アンケートによる事前調査にて討議が弾むように配慮された柳先生の絶妙なグループ分けでした。
 テーマは次の3点
 A班 「業績に関わる問題」
 B班 「人に関わる問題」
 C班 「管理能力に関わる問題」
というテーマに基づき
 「問題点の抽出」 「問題点の原因」
 「あるべき姿」 「解決方法」
等をグループで討議。

 どのグループも全員が積極的に発言、日頃から「会社を/職場を良くしたい」「そのためにどうすれば良いのか」を真剣に考えておられることの証を眼にしました。
 真剣な発言と部屋中こだまする笑い声の中「予定の2時間」が瞬く間に過ぎ、全員、メイン会場に帰室。

グループ討議の結果発表

 各班代表の自信に溢れた・力のこもった発表に全員耳を傾け聞き入る。
 余りの自信に溢れた発表のため、どの班の発表にも「質疑応答なし」の状態。
 本日の研修会の成功を裏付けた一瞬でした。

 本日、お世話になった柳先生から、終日熱心に聴講した参加者に、励ましと今後の活躍を期待するとのお言葉を頂戴しました。
 それを受け、受講者を代表し、今回初めて「翌檜会行事」にご参加いただいた(株)アサヒテクノ:青野社長から「本会入会のご挨拶」と共に「柳先生へのお礼のご挨拶」を頂き、閉講となりました。


「懇親会」
 研修会の終了後、本日の受講者18名のうち10名及び柳先生・岡田様並びに事務局2名計14名が元町駅近くの懇親会会場に移動。
 本会監事 メルココントロールプロダクツ:伊藤担当部長より「今回の行事を提案した経緯説明」の後「乾杯」のご発声を頂き懇親会がスタートしました。
 研修会のグループ討議同様に、参加者はほとんどの方が初顔合わせにもかかわらず、2テーブルを囲んで会場が大いに盛り上がりました。
 懇親会終盤には、フジマサ機工:安藤常務から愉しいコメントを頂き、時間を忘れ懇親を深め、気が付けば、予定をしていた「お開き時間」を30分もオーバー、最後に事務局より閉会宣言を行い散会となりました。
 柳先生、岡田様、貴重なご講演本当にありがとうございました。


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平成22年度定例総会

2010−1−29

 平成22年1月29日(金)に平成22年度定例総会が開催されました。
 翌檜会発足以来、三宮の飲食店で開催していましたが、今回は都合により県庁の北東にあるホテルの一室をお借りし開催されました。
 例年のとおり、司会兼議長の事務局長の大慈(菱井商事部長)から開会の宣言があり、まず高島会長(高田工業協同組合理事長)からご挨拶を賜りました。

 景気後退による仕事量減少という激震の中で、本会活動のお役に立てなかったが、厚かましく中国視察旅行を断行、少しは明日への参考になったのでないかと自負している。
 特に、現地で大活躍している福崎の友人の話しを聞け、近いところでは、サウジアラビアが投資により10〜20社を買収、仕事量が大きく増加している。また、今回の旅行では、最後に空港(浦東)で自身財布を忘れ皆さんに迷惑をお掛けしたが、実は今週その財布が戻ってきた。恥ずかしい話しをしたが“翌檜会会員の運の強さを強調した出来事”と思い披露させて貰ったとの談。最後に本日の議事審議並びに今年一年の会運営に対し協力のお願いをされた。

 続きまして予定のプログラムに則り、
・21年度に実施された活動報告や決算報告 ・21年度の収支予算案審議 ・22年度の活動計画案発表等、総会は無事に終了しました。


 しばし休憩の後今回の特別プログラムといたしまして、『業績をバリバリ上げるための給与改定セミナー2010』」と題し、社会保険労務士法人 エイチ・アール・エム 代表 田中義郎様に、ご多忙中にも関わりませず、ご講演していただきました。

講演要旨

 

◆ 給与改定時に考えるべき今後の労働情勢について
 ・平成22年には「サービス残業問題」がクローズアップされる!
 ・弁護士業界が「サービス残業問題」を「過払い金問題」の次ぎのマーケットとしてとらえている!
 ・民主党政権下で従業員寄りの政策が加速する!
◆ 関西中小企業の給与相場と昇給額
◆ 業績を上げるためにココを見直したい(給与編)
 ・若手が定着して結婚できるような年収を支払う!
 ・幹部が幹部としての自覚を持つような年俸にして、業績責任を明確にする!
 ・「こども手当」支給で「家族手当」を考え直す!
◆ 業績を上げるためにココを見直したい(勤務時間編)
 ・変形労働時間制を採用する「1日は8時間とは限らない」!
 ・休憩時間の見直しが勤務時間の削減につながる!
◆ 業績を上げるためにココを見直したい(経費削減編)
 ・60歳以上は年金併給にすることで減額する!
 ・社会保険料の節減!

 要点を配布資料とプロジェクターを駆使され、非常に分かりやすく、また社員の給与等については具体的な数字を挙げられてのご説明で本当に説得力があり、非常に有意義な講演会でした。
 通常3時間はかかるという講演を時間の都合で1時間半に圧縮していただきまして、さぞご苦労されたのではないかと思います。

 講演の内容を早速、参考・実践される会員企業が大多数ではないでしょうか。
 田中先生ありがとうございました。


 場所を懇親会の会場に移動しました。
 懇親会に先立ち、協和電気商会 西川課長から、昨年8月にご逝去されました同社、中野専務様の葬儀/告別式に懸る御礼のご挨拶を頂戴し、会員一同、本会の行事にご熱心に参加された故人様の在りし日のお姿をお偲びいたしました。

 次に見好副会長(菱井商事社長)から、ご挨拶をいただきました。
 本会出席並びに菱井商事への日頃のご厚情のお礼に引き続き、本日ご講演いただきました田中先生への謝辞ならびに、当社においても社員は財産であり日頃から社員に喜んでもらい、モチベーションを上げるための会社経営を目指しているとの気持ちをご披露されました。      
 また、新年から一昨日まで、東は群馬から西は長崎まで新年の挨拶廻りをした。どこも「先行きが見えない不況」の話しばかりであったが、このような時期こそ会員企業で、営業面他お困りであれば、電機/金属材料/機械装置/油圧/社員教育など当社はスタッフを揃えているので是非ともご活用願いたい、この難局を会員企業、力を合わせて乗り切って行きたいとの要望と結束を訴えられました。

 住会計(菱井商事・専務)のご発声により乾杯を行いました。
 しばらく歓談の後『新メンバー紹介』として、初参加の菱井商事:営業1部 平松部長、営業3部 冨士原部長、業務部 立岩部長3名を紹介。それぞれから自己紹介をして頂きました。

 次に会員からの強い要望により、菱井商事 松田取締役から『三菱重工業の近況説明』と題して講演していただきました。
 まず三菱の沿革について話されました。その中でも
『今評判の大河ドラマで創業者の岩崎弥太郎が再三登場するが、あんなにひどい虫かごをぶら下げた風体は社内でも不満である(一同大笑い)、やはり坂本龍馬が主役なので・・・・・・・・、今後はもっと立派な形で出てくることと期待しています。』と会場を盛り上げられました。
(事務局としても全くそのとおりだと思います。因みに三菱重工業様のホームページには、和服姿で立派な髭を蓄えられ、日ごろよく目にする坂本龍馬の銅像に勝るとも劣らない岩崎弥太郎氏の写真が掲載されています。)

 沿革に続き、三菱重工業の現状・将来展望について、同社のホームページに記載の「H22年度経営方針」やカタログ・レジュメにより詳しく説明されました。
 ・経営の変遷 ・現在の経営環境 ・次期事業計画 ・組織改革 ・技術シナジー等々
 大変熱の入った講演で予定時間をはるかにオーバーされました。司会者から次回はどなたか『時計の見方』を講演してほしいとのコメントがありました。(一同大笑い)

 賑やかな歓談は尽きることがありませんが、定刻を過ぎたところで、今年度も菱井商事:白石取締役の「一本締め」により中締めさせて頂き無事解散となりました。


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